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和菓子と歳時記
代表的なのし 「のし」の由来とその種類 行事一覧 ご贈答マナー表

気持ちを、和菓子にたくして。

人の一生と和菓子には、強い結びつきがあります。
生を受けたときから、節目ごとにある大切な行事。
和菓子は、いつもそこに寄りそっています。
人々の暮らしの中で育まれてきた和菓子は、
喜びのときにも悲しみのときにも欠かすことのできない名脇役。
日本の歴史と文化に育まれた、まごころと想いの込もった和菓子だからこそ、
人々の間にあたたかいふれあいを生み、
優しいひとときとぬくもりをお贈りすることができるのです。
人生の節目に、さまざまな場面にふさわしい和菓子を、大切な方へお贈りすること。
お客様の気持ちを伝える、ささやかなお手伝いをいたします。

代表的な「のし」

日常の贈り物
紅白無地のし

紅白無地のし

粗 菓

粗 菓

御 礼

御 礼

御 祝

御 祝

季節のごあいさつ
御中元

御中元

暑中御見舞

暑中御見舞

残暑御見舞

残暑御見舞

御歳暮

御歳暮

御年賀

御年賀

寒中御見舞

寒中御見舞

その他
御 供

御 供

御見舞

御見舞

のしの由来とその種類

ご進物とは?

古来、日本では人生の節目ともなるさまざまな出来事が起こると、ともに喜び悲しんで、様々な形で相手を思いやります。それがご進物です。
ご進物にはいろいろなしきたりがあり複雑ですが、それは人と人とのおつきあいをよりスムーズにするために生まれたものであり、長い歴史の中で育まれてきた日本独自の伝統文化だと言えます。

のしの由来

「のし」という言葉を耳にする機会が多くありますが、具体的には何を「熨斗(のし)」というのでしょうか。
のし紙や祝儀袋の右上に縦長の六角形のものが付けられています。これが熨斗です。
これにはアワビが深く関係していおり、いにしえの人々が、贈り物に添えた、アワビを薄く削って引き伸ばした(熨した)ものが由来とされています。
神話の時代に起源をもつといわれる熨斗アワビですが、今ではアワビを模した装飾を印刷や紙で代用しています。それが、のし紙や祝儀袋につけられた縦長の六角形の飾りです。
伝統的な熨斗アワビを目にする機会はなかなかありませんが、それでも伊勢神宮にゆかりの深い三重県では、伝統を守りながら熨斗アワビを作る職人がいらっしゃいます。

「水引」の由来

のし紙や祝儀袋にある、蝶結びや固結びのリボンのようにみえるものを「水引」といいます。この飾りひもは、めでたい場合には紅白を、そうでない場合には白黒や黄白など、その色や結び方によって様々な場面に応じた使い分けをします。
その歴史は、宮廷への献上品を紅白の麻ひもで結ぶというならわしがあったことにはじまるといわれ、室町時代後期になると、こよりに糊を引いて乾かし、紅白や金銀に染め分けた紙糸が使用されるようになりました。

のしの説明
のしの説明
紅白蝶結
のしの説明
黄白結切
のしの説明
5本結切 熨斗なし
のしの説明
10本結留
のしの説明
5本結切

行事一覧

下の表の各行事カテゴリーは、それぞれのご贈答マナーの説明表にリンクしています。
知りたい行事をクリックしていただくと、詳細を表示いたします。

年中行事
お年賀 母の日・父の日・敬老の日 お中元 お歳暮
慶 事
結納前の仲人へのご挨拶
結納時、またはその後の仲人への御礼
結納、荷入れの日に招かれた方がご当家に持参するとき
引き出物 結婚のお祝い
婚礼前に近所への挨拶回り(新婦)
婚礼後に近所への挨拶回り(独立の場合)
婚礼後に近所への挨拶回り(同居の場合)
婚礼後に仲人に挨拶に行く時
出産 お七夜 初節供 七五三
入園・入学・卒業・就職 誕生日
暮らし
地鎮祭 上棟式 新築 引っ越し 開店・開業
栄転・昇進 定年退職 結婚記念日 当選・受賞・受勲お茶会
お見舞い
病気見舞い 陣中見舞い 災害見舞い
おくやみごと
仏式 神式 キリスト教 お墓開き 仏壇開き
お返し

ご贈答マナー表

年中行事
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
お年賀 紅白蝶結 御年賀
御年始
7日までの間。元旦はさけ、
なるべく三が日以内に。
原則として不要。
但し、お礼の気持ちは
礼状で。
母の日
父の日
敬老の日
紅白蝶結 ありがとうお母さん
ありがとうお父さん
敬老の日御祝
御祝
           
お中元 紅白蝶結 御中元
暑中御見舞
暑中御伺い
残暑御見舞
関東以北は7月15日まで、
中部以西は8月15日まで。
※中元期を過ぎた場合は
「暑中御伺い」
または「暑中御見舞」、
立秋を過ぎたら
「残暑御見舞」。
原則として不要。
但し、お中元の
やりとりをしていない
人から贈られた場合は
礼状を出す。
お歳暮 紅白蝶結 御歳暮 12月はじめから
25日までが目安。
歳暮期を過ぎたら
(年が明けたら)「御年賀」
または「寒中御見舞」。
原則として不要。
但し、お歳暮の
おつきあいのない
人から贈られた
場合は礼状を出す。
慶 事
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
結納前の
仲人へのご挨拶
紅白蝶結 御挨拶            
結納時、
またはその後の
仲人への御礼
10本結留 御礼
寿
           
結納、荷入れの
日に招かれた
方がご当家に
持参するとき
10本結留 御祝
寿
           
引き出物 10本結留 寿 水引の下の段には両家の姓、
または当人同士の名を
連名で書く。
     
結婚の御祝 10本結留 寿
御祝
挙式までの吉日の午前中に。 こちら ]を
ご参照ください。
婚礼前に
近所への
挨拶回り
(新婦)
10本結留 寿 新婦名か新婦姓
(新しい姓でも可)
     
婚礼後に
近所への
挨拶回り
(独立の場合)
10本結留 寿 新しい姓      
婚礼後に
近所への
挨拶回り
(同居の場合)
10本結留 寿 新婦名      
婚礼後に
仲人に挨拶に
行くとき
10本結留
紅白蝶結
御礼
寿
           
出産 紅白蝶結 御出産御祝
御祝
命名日の後、
宮参り当日までに。
宮参りは男児生後31日目、
女児生後33日目。
こちら ]を
ご参照ください。
お七夜 紅白蝶結 祝御七夜
御祝
生まれてから7日目。 こちら ]を
ご参照ください。
初節供 紅白蝶結 初節句御祝
御祝
遅くとも初節供の
1週間前までに。
こちら ]を
ご参照ください。
七五三 紅白蝶結 御祝
祝七五三
七五三御祝
男児は3歳と5歳、
女児は3歳と7歳が一般的。
こちら ]を
ご参照ください。
入園
入学
卒業
就職
紅白蝶結 御祝
祝御入学
祝御卒業
祝御就職
それぞれの2週間以内に。 原則として不要。
但し、お礼の気持ちは
電話または礼状で。
長寿 紅白蝶結 御祝
長寿御祝
寿福
祝○○
還暦(61)
古稀(70)
喜寿(77)
傘寿(80)
米寿(88)
卒寿(90)
白寿(99)
こちら ]を
ご参照ください。
誕生日 紅白蝶結 御祝
誕生日御祝
      原則として不要。
但し、受領とお礼の
気持ちは礼状で。
暮らし
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
地鎮祭 紅白蝶結 御祝儀
地鎮祭記念
神主へのお礼は「御神饌料」。
棟梁など工事関係者に
祝儀を渡すときは「御祝儀」。
地鎮祭は基礎工事の前に行う。
こちら ]を
ご参照ください。
上棟式 紅白蝶結 祝御上棟
祝上棟式
棟梁など工事関係者に
祝儀を渡すときは「御祝儀」。
上棟式は基礎工事が終わり、
柱や梁を組み立てたときに行う。
こちら ]を
ご参照ください。
新築 紅白蝶結 御新築御祝
祝御新築
新築披露の当日は避け、
披露の日に間にあうように
送り届ける。
新築披露に
招待していたら不要。
招待していない
場合は「新築内祝」。
引っ越し 紅白蝶結 御餞別 品物の場合は
引っ越しの荷作りが終わる前に。
不要だが、引っ越した
先から礼状を出す。
開店・開業 紅白蝶結 御祝
祝御開店
祝御開業
事務所開設の場合は
「御開設御祝」。
オープン当日、または
披露パーティーの日までに贈る。
披露パーティに
招待するか、
「開店記念」の
表書きで配る。
栄転・昇進 紅白蝶結 祝御栄転
祝御昇進
御祝
栄転の場合はあわただしいので、
本人の都合を聞いてから。
不要。
但し、お礼の気持ちは
礼状で。
定年退職 紅白蝶結 御祝
御礼
本人の都合に合わせ、
なるべく全員が出席できる日に
送別会を開く。
不要。
近況報告をかね
礼状を出す。
結婚記念日 紅白蝶結
10本結留
御祝
祝金婚式など
1年目:紙婚式
5年目:木婚式
10年目:錫婚式
15年目:水晶婚式
20年目:陶器婚式
25年目:銀婚式
30年目:真珠婚式
35年目:珊瑚婚式
40年目:紅玉婚式
(ルビー)
45年目:緑玉婚式
(サファイア)
50年目:金婚式
55年目:翠玉婚式
(エメラルド)
60年目:金剛石婚式
(ダイヤモンド)
こちら ]を
ご参照ください。
当選・受賞・
受勲
紅白蝶結 御祝 10日以内を目安として、
なるべく早めに贈る。
こちら ]を
ご参照ください。
お茶会 紅白蝶結 御水屋見舞
御茶筅
松の葉
お茶会当日に持参する。      
お見舞い
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
病気見舞い 紅白5本結切
のしなし
御見舞 入院直後は避け、
1週間ほどたってから。
こちら ]を
ご参照ください。
陣中見舞い 紅白蝶結 陣中御見舞
祈必勝
      こちら ]を
ご参照ください。
災害見舞い つけない       のしはつけない。 不要。
おくやみごと 仏 式
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
お寺への御礼 黄白結切 御礼            
初七日 黄白結切 御供 死後7日目の法要。 こちら ]を
ご参照ください。
五七日 黄白結切 御供 死後35日目の法要。 こちら ]を
ご参照ください。
七七日 黄白結切 御供 死後49日目の法要。 こちら ]を
ご参照ください。
百ヵ日 黄白結切 御供 死後100日目の法要。 こちら ]を
ご参照ください。
年忌法要 黄白結切 御供 1周忌(満1年目)、
3回忌(満2年目)など、
宗旨で定められた年に
法要を行う。
こちら ]を
ご参照ください。
初盆供養 黄白結切 御供
御霊前
御仏前
初盆に供える。 こちら ]を
ご参照ください。
おくやみごと 神 式
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
神社への御礼 黄白結切 御礼            
毎10日祭 黄白結切 ○日祭志

しのび草
死後10日目ごとの祭儀。
50日祭で忌明け。
こちら ]を
ご参照ください。
百日祭 黄白結切 百日祭志
死後100日目の祭儀。 こちら ]を
ご参照ください。
式年祭 黄白結切 ○年祭志
死後1、2、3、5、10、
20、30、40、50年目に
祭儀を行う。
こちら ]を
ご参照ください。
おくやみごと キリスト教
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
教会への御礼 黄白結切 御礼       こちら ]を
ご参照ください。
お墓開き 仏壇開き
      のしの種類 のしの表書き 注意事項 お返し
お墓を
建てたとき
(生存中)
紅白5本
結切のし付
蝶結のしなし
寿塔御祝       こちら ]を
ご参照ください。
お墓を
建てたとき
(死後)
黄白結切 建碑御祝※ 仏様に新居ができたお祝い。

※法要と重なる場合は
「御祝」を「御供」とする。
こちら ]を
ご参照ください。
仏壇開き 黄白結切 開眼御祝※ こちら ]を
ご参照ください。
お返し
      のしの種類 のしの表書き 注意事項
結婚の御祝 10本結留 寿
内祝
披露宴に招待しなかった人から
お祝いをいただいた場合は、
お祝いの半額程度の品物を贈る。
出産 紅白蝶結 内祝
命名
出産内祝
赤ちゃんの名前で宮参り当日までに。
名前が読みにくい漢字の場合はふりがなを。
お七夜 紅白蝶結 内祝
命名
      
初節供 紅白蝶結 内祝 赤ちゃんの名前
七五三 紅白蝶結 内祝 当日または当日前後。
長寿 紅白蝶結 内祝
寿
お祝いの日から1~2週間以内に。
地鎮祭 紅白蝶結 内祝       
上棟式 紅白蝶結 内祝       
結婚記念日 紅白蝶結 内祝 記念品を贈ってお返しとする。
当選・受賞・
受勲
紅白蝶結 内祝 1ヵ月以内に、半額程度の品物を贈る。
病気見舞い 紅白5本結切
のし付
快気内祝
快気祝
御見舞御礼※
半額か3分の1程度の品物を贈る。
※退院後に自宅療養になった場合は
「御見舞御礼」または「御礼」。
陣中見舞い 紅白蝶結 粗品       
葬儀参列者へ
配る
(仏式)
黄白結切
粗供養
御会葬御礼
      
初七日 黄白結切
初七日忌志
死後7日目の法要。
五七日 黄白結切
五七日忌志
死後35日目の法要。
七七日 黄白結切
七七日忌志
満中陰志※
死後49日目の法要。
※関東で「満中陰志」はあまり使われない。
百ヵ日 黄白結切
粗供養
百ヵ日志
死後100日目の法要。
年忌法要 黄白結切
粗供養
○周忌志
1周忌(満1年目)、以降は3回忌(満2年目)など
宗旨で定められた年に行う。
初盆供養 黄白結切 粗供養
灯籠下ろし
      
打上法要 黄白結切
紅白5本結切
のし付

粗供養
33回忌、50回忌など、最後の年忌法要。
毎10日祭 黄白結切
茶の子
しのび草
死後10、20、30、40、50日と祭儀を行う。
50日祭で忌明け。
百日祭 黄白結切
茶の子
しのび草
死後100日の祭儀。
式年祭 黄白結切
茶の子
しのび草
死後1、2、3、5、10、20、30、40、50年と
祭儀を行う。
葬儀の際の
教会への御礼
(キリスト教)
黄白結切 昇天記念
しのび草
      
お墓を
建てたとき
(生存中)
紅白5本
結切のし付
寿塔内祝       
お墓を
建てたとき
(死後)
黄白結切 建碑内祝       
仏壇開き 黄白結切 開扉内祝       
ご贈答に関わる数字の話

慶事では奇数、弔事では偶数でお贈りするのが一般的です。
また、弔事では不幸が重なると言うことで、一点に限定するほうがよいとされています。
最近は縁起をかつぐ人も少なくなりましたが、それでもめでたい時や病気で神経過敏になっている時は案外ちょっとしたことでも気にかかるものです。

他にも数に関する縁起はさまざまあります。
吉の数は三、五、七のほかに、末広がりとして八も喜ばれます。
逆に四、九は「死苦」に通ずる凶数として嫌われます。また外国では、十三が凶数です。
通常は慶事に奇数、弔事には偶数とされますが、ビール、コップなどのように
ダース単位で贈られるものや、夫婦茶碗などペアーのものは偶数でも慶事に用いられます。