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2012.10.03
台北から中秋節について
こんにちは。台北に駐在している香川です。
今回は台湾から中秋節を紹介します。

旧暦の8月15日(2012年は9月30日)は台湾では中秋節となります。これは春節(旧暦の新年)、端午節と並んで三節に数えられている祝日となります。この中秋節の日には、台湾では日本のお盆やアメリカの感謝祭のように遠くにいる家族が帰省する日にもなっています。そして庭先などでバーベキューを行い、爆竹やロケット花火をして家族で楽しむ大変賑やかな夜となります。

また、この中秋節にはお世話になった方に月餅を送る風習があります。諸説ありますが、月餅とは、中国南宋(なんそう)の時代(12〜13世紀)から伝わる点心(てんしん)の一種で、旧暦8月15日の中秋節に、月輪すなわち満月の円満な姿を象徴してつくり、クリ、スイカ、ナシ、カキなど丸い果物とともに月に供えていたお菓子です。家族や親類が集まって満月を見ながら食べることで幸福な家庭が築けるようにという願いを込めています。

最近ではコーヒー風味、カレー風味(?)といった味の違う月餅や、アイスクリームで作った月餅まで登場し、いろいろな種類の月餅が多く販売されています。


・オーソドックス型…現在でも月餅といえばこの形という定番型です。中身には餡とアヒルの卵の黄身が入っています。【画像:左下】

・チョコレート月餅…焼菓子の月餅に似せて作った、中身も全てチョコレートのお菓子です。【画像:真ん中下】

・文旦…台湾の中秋節では、月餅の他に文旦を送る風習もあります。中秋節の季節に最盛期を迎える文旦は、「子供に加護がある」という意味がある言葉と同音で、文旦の皮を子供たちの頭にかぶせると縁起が良いとされています。【画像:右下】

宗家 源 吉兆庵でも毎年中秋節に合わせて、海外店舗限定で和菓子で作った月餅を販売しています。ここ台北でも多くの現地のお客様にご購入いただいている人気商品です。【画像:上】

台湾の中秋節を紹介致しました。非常に大切なイベントである中秋節で、伝統的な月餅に加えて毎年様々な新しい種類の月餅が店頭を賑わしている様子は活気があります。期間限定の月餅をぜひ味わってみてください。