十一面観音像
初代 宮川香山(真葛香山)

十一面観音像初代 宮川香山(真葛香山)

  • じゅういちめんかんのんぞう
  • 径163mm 高425mm
  • 大正時代

この十一面観音像は、横浜にある弘明寺の観音像を写した作品です。平安時代中期に一木造りで作られた観音像は、大正4年に国の重要文化財に指定されました。地元のめでたい出来事に触発された香山は、晩年にこの作品を制作しました。観音像の頭上に取り付けられた10の顔にはそれぞれ表情の違いが見て取れ、胴にはゆるやかな曲線が美しい衣を身につけています。