彩色備前普賢菩薩香炉

彩色備前普賢菩薩香炉

  • さいしきびぜんふげんぼさつこうろ
  • 縦150mm 横200mm 高185mm
  • 江戸時代中期

中世から桃山時代にかけて日本国中で好評を博した備前焼ですが、江戸時代に入ると、瀬戸や美濃、有田などにその座を奪われました。備前窯では細工物の彩色備前などを開発して、その状況を打破しようとしました。岡山藩お抱え絵師の指導のもとに、低火度で焼いた人物・動物などに胡粉や岩絵具で彩色し、幕府や他藩への贈答用に用いました。