【鎌倉・吉兆庵美術館】江戸時代の美意識2024年07月05日

江戸時代の美意識

色絵貼交葡萄絵屏風 近衛信尹

 戦国の世から、安定した政治へと時代が移り変わり、様々な文化が発展した江戸時代。公卿、武士、町民、それぞれの立場において、その美意識が異なっていたといいます。
 本来の権威を失いながらも、芸能や家職で財源を養っていた公卿。質素倹約を推進しながら、茶道の侘び寂びを昇華させていった大名や豪商たち。贅沢禁止のお触れが流れる中で、役人からの厳しい目をかいくぐり、粋なおしゃれへと展開していった町民たち。それぞれが好み、流行した書、器、装飾品をご紹介します。
 また、今回初公開をする屏風には近衛信尹の筆と伝わる和歌が散らされています。近衛信尹は、桃山時代から江戸初期にかけての公卿で、関白まで上り詰めた人物でありながら、「寛永の三筆」としてその筆が後世まで称えられました。




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蝶に金銀珊瑚飾り びらびらかんざし

勧進大相撲興行之図 
一陽齋豊国(二代目 歌川豊國)

古染付魚形鉢

展覧会概要

会場鎌倉・吉兆庵美術館
会期令和6年7月14日(日)~ 10月20日(日)
※状況によりましては会期が変更になる可能性もございます。
 ご来館の際はHPをご確認くださいますようお願い申し上げます。
休館日8月5日(月)、19日(月)、9月2日(月)、10月7日(月)
時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料大人・高校生600円、小・中学生300円、65歳以上480円